基本理念

為せば成る、何事も

2024年度
一般社団法人 深川青年会議所
第70代理事長  江利山 悠矢

基本方針

【はじめに】

「We Believe~我々はかく信じる」
人類の歴史を振り返ると様々な転換点があり、日本の歴史においては神武天皇が即位された紀元前660年2月11日に始まり、飢饉や疫病、貴族から武家への統治機構の変化、国内の戦乱、元寇襲来やペリー来航などの外国からの圧力を乗り越え、明治維新を敢行し近代国家となり、太平洋戦争の敗戦を経て今では世界3位の経済大国へと発展しました。

そして一番最近の転換点は2020年1月15日に国内最初の感染者が確認された「新型コロナウイルス感染症」でしょう。
我々の生活は大きく変化し、様々なイベントが中止になるだけでは無く、不要不急の外出を控え、テレワークが推奨されるようになりましたが、それでも多くの感染者に医療機関は悲鳴を上げ、4回も緊急事態宣言が発令される状況に大きな危機感を感じました。
しかし、我々人類はこの危機を乗り越えることに成功し、2023年は多くのイベントが再開され、人の動きも活発になりコロナ前の活気を取り戻したと言えます。
これも皆が「明るい豊かな社会」を信じて努力を続けてきた結果に他なりません。

そして、我々、一般社団法人深川青年会議所(以下JCI深川)も同様に1954年(昭和29年)に関恵造氏によって設立され、今日まで北空知地域に明るい豊かな社会を築き上げるべく運動を継続してまいりました。
このように信じて努力をすることができれば、我々には困難を乗り越える力があるという事は歴史が証明しているのです。

【組織運営と会員拡大】

「新時代の幕開け」
2024年度、ついにJCI深川初となる平成出身の理事長が就任することになりました。
これはまさしくJCI深川の「新時代の幕開け」といえるでしょう。これから入会する新会員も平成出身者が増えることからJCI深川も持続可能な組織となるための変化が求められると考えます。
平成出身者の多くは一般的に「ゆとり世代」や「Z世代」と呼ばれ、ライフワークバランスを重視する、ITリテラシーが高く、共感を大切にし、SNSを活用した情報収集や情報発信を得意とするといった特徴があるとされており、私自身、同世代として共感するところでございます。
このような特徴や会員各々の強みを発揮し、輝く個性が調和する組織を形成し地域の課題解決に取り組んで参ります。
また会員拡大においては、持続可能な地域を構築するためにより組織力を向上させる必要があると考えます。
その組織力の要である北空知地域の「人財」発掘に積極的に取り組み、北空知地域を一緒に盛り上げる「共感力」を大切に通年事業として会員拡大に邁進します。

【地域開発】

「真の北空知地域発展」
交通機関の発展によって人と物資を高速かつ低コストで運搬できるようになった事で人と人は容易に会うことができ、深川市で収穫されたお米が全国各地で販売されるようにもなりました。
美味しい深川産のお米を多くの皆様にお召し上がりいただくことによって地域をPRすることはとても素晴らしい事だと思います。
しかし、北空知地域の農作物が都心部で多く販売されることのみが北空知地域の発展ではないはずです。
なぜなら、地域を構築するのは地域に住む住民であり、地域住民が快適に生活できる利便性や持続性が無ければ地域の発展は実現し得ないからです。
一例ですが、北空知地域から商店が無くなったらと考えると、日常のちょっとした買い物さえ近隣都市に行かねばならない状況になってしまい、生活が不便になることは間違いないでしょう。
また、利便性が低下する状況下において北空知地域に居住を続けようとすることが困難になり人口の流出も歯止めが利かなくなる事も考えられます。
よって、我々JCI深川が展開する地域開発事業においては、地域が抱える課題の本質を「北空知地域の魅力が十分に発信されていない事」と捉え、真に北空知地域住民のためになるような持続可能な地域の発展に向けて取り組んで参ります。

【青少年育成】

「失敗することを恐れるより、何もしないことを恐れろ」
これは私が大切にしている言葉であり、本田技研工業株式会社の創設者である本田宗一郎氏の言葉です。
子どもは地域の宝であり、いつの時代も新しい時代を作ってゆくのは若者の力であります。
しかし、最近では子どもの安全を理由に過剰にまで反応し、成長の機会を無意識のうちに奪っているような状況が散見されます。
同時に、何もしない・できない教育環境に危機感を感じております。
私が幼少期の頃は、公園に遊具が多くあり転んでけがをしたり、友達とけんかをしては大人に怒られるといった失敗の経験を経て成長をしてきました。
さらに、困難な事を乗り越えたときに大きな達成感を得ることによって、自分の自信や更なる自己実現の欲求が生まれ、次のチャレンジに挑むという好循環があるという事は、皆様も経験にあるのではないでしょうか。
我々は、子どもたちにより多くの経験をさせてあげる機会を提供し、ゆくゆくは北空知地域ひいては日本に希望をもたらす変革の起点になる人財を育成していく所存です。

【結びに】

本年度のスローガンにありますように持続可能な社会を未来に繋いでいくことは決して不可能なことではありません。
そのために実現可能だと信じる事が原動力になることは間違いありません。
そして、現在の課題・問題に立ち向かい、乗り越え、明るい豊かな社会の構築に邁進して参ります。

委員長所信

MT委員会

委員長  前村 拓也

【委員長所信】

私は一般社団法人深川青年会議所(以下JCI深川)に入会してから、2度目の委員長になります。1度目の時は分からないことだらけで、担当副理事長や委員の方々にたくさん迷惑をかけた事を今でもよく覚えています。今年度は2度目ということなので、今まで経験した事や自分の想いをしっかり持ち、次の委員長になる後輩など次の世代にしっかり繋いでいけるよう1年間活動していきます。

会員拡大では、JCI深川の現役メンバーが過去一番少ない人数に減り、事業や例会でも人手不足が深刻な問題となっています。北空知地域を一緒に盛り上げる人財・仲間を集められるように通年を通して会員拡大事業に邁進します。

新入会員セミナーでは、今までのセミナーではJCとはどんな組織なのかという基礎知識や、成り立ち、マナーを中心に講義していましたが、組織の人数が減少していることで、早い会員は2年目で委員長を勤めることになるなど、事業計画を作成する能力が最も重要になってきています。その事前練習ともいえるアカデミー事業でなるべくスムーズに事業計画をしてもらうために、また、本当にアカデミー生がやりたいことを形にしてもらうために、委員会運営や事業計画に関することを中心にセミナーを行います。

アカデミー事業では「新型コロナ感染症」で約3年間対面での交流が難しい現状にありました。回復傾向にありつつある今こそ、入会歴の浅いメンバーが親睦や交流を現役メンバーと深める事業などを計画します。

地域開発では人口減少・高齢化が進んでいるという問題がありますが、北空知地域には沢山の魅力があるので、その魅力をより多くの方々にこの地域の魅力を伝える事業を行い、将来的には北空知地域に人が集まっていだだける地域を目指していきます。

結びに、各事業に全力を尽くし自分自身も楽しめる1年にしたいと考えています。

【事業計画】

  • 会員拡大事業
  • 新入会員セミナー

TM委員会

委員長  高畑 教生

【委員長所信】

私は一般社団法人深川青年会議所(以下JCI深川)に入会してから3年目になります。1年目は右も左も分からず先輩メンバーにJCについて教えていただき、2年目は副委員長として1年目に教えていただいた事を活かし委員長を補佐しました。そして、3年目は私が委員長を務める機会を得ました。現在のJCI深川は6人と小規模ですが、過去の経験を踏まえ、メンバーと協力し少数精鋭としての強みを活かし事業を行うことで、組織力の発展に寄与し更に持続可能な地域の創造に向けて邁進します。

今年度、私が担当する事業として青少年育成事業があります。基本方針にもあるとおり、最近では子どもの安全を理由に過剰にまで反応し、成長の機会を無意識のうちに奪っているような状況が散見されます。このままでは、子供がチャレンジをする場が減っていき、自分の経験として成長する機会が失われていくと考えます。そのため、失敗を恐れず挑戦をする機会を作ることで困難や達成感を感じてもらい成長する事業を行います。

次に、例年行われている氷雪まつり・夏祭りがありますが、これらの祭りは小・中学生やファミリー層は見受けられますが高校生を始めとする若年層の参加が減少しているように感じるため、特に若年層が足を運びたくなる事業を行うことで、新たな参加者が増え、地域の活性化に繋がると考えます。

結びに、成功は大切なことですが、失敗もまた成長の機会と考えメンバーと共に乗り越え、楽しむことで、より充実した結果に繋げます。

【事業計画】

  • 氷雪まつりの参画
  • 夏のイベントへの対応
  • 青少年育成事業